AfterEffects画像やイラストを動かしてみよう‼

After Effectsを起動して準備をしよう!

様々な動画コンテンツが普及してきた昨今、自分も動画制作してみたい!と思う人も多いと思います。 「でも動いていない素材をどう動かしたらいいのか分からない」、「動かすことができてもなんかスムーズじゃない」など様々な問題が出てきます。 今回はAdobeのMac版After Effectsを使用し、イラストや画像を動かしてスムーズなアニメーションを作る方法を説明していきます!

After Effectsの起動とプロジェクト画面の説明

プロジェクト画面

まずはAfter Effectsを起動させるとこのような画面になるかと思います。動画制作をする際に必ず使用するのが、

  • 動画の編集プレビューを確認する 「メインパネル」
  • レイヤーを分けて長さの管理や調整を行う 「タイムライン」
  • 動画に使用する素材やコンポジションを管理する 「プロジェクトウィンドウ」
  • 様々なツールの変更を行う「ツールバー」

上記の4つになります。

このプロジェクト画面 は配置のレイアウトが変更でき、人によってレイアウトは様々です。よく使用する機能やダウンロードする便利なツールやプラグインもあるので、これから使用していく中で使いたい機能やツールを見つけて自分が使いやすいようにレイアウトを変えてみるといいかもしれません。

コンポジション設定

続いて、新規コンポジションを作成します。このコンポジションが1つの部屋となり、この中に素材を入れて動きをつけていくことで動画になります。新規コンポジションを作成したら細かな設定をしていきます。ここで作りたい動画の名称やサイズ、秒数を指定することができます。

コンポジション設定

今回は幅と高さを1080(幅)×1080(高さ)サイズの正方形に設定し、デュレーションを10秒に指定して動画を制作していきます。コンポジション設定はいつでも変更できるので(ショートカットキーWindows版は「ctrl+K」、Mac版では「command+K」でコンポジション設定画面を開くことができます)、その他の項目はそのままでも問題ありません。

データを入れる

動かしたいイラストや画像のデータをフォルダからAfter Effectsのプロジェクトウィンドウ内にドラッグ&ドロップで追加します。これで素材がAfter Effectsで使用できるようになり、ここからタイムライン上にドラッグ&ドロップするとコンポジション内に素材を入れることができます。

プロパティ内の説明

After Effectsではコンポジションにデータを入れると、1つのレイヤーとして表示されます。早速動かしていきたいところですが、まずは配置や大きさ、向きを整えて動かしやすいように調整をしてアニメーションをつける下準備をしていきます。

トランスフォームの説明

調整したいレイヤーの名称の横にある「>」をクリックするとプロパティが開きます。そこからトランスフォームのタブを開くと、「アンカーポイント」「位置」「スケール」「回転」「不透明度」の項目が出てきます。大きさを調整したい時はスケールの数値を変更、回転させたい時は回転の数値を変更するとそのレイヤーに反映されます。

トランスフォームを使って動かす

レイヤーの調整が終えたら今度はそのトランスフォーム内の項目に、キーフレームを打ってアニメーションをつけていきたいと思います。

キーフレームの説明

キーフレーム

まず、キーフレームとは調整をした際に、変更した数値をここからここまでの間隔で変化させたいという時に使うものです。After Effectsで大事な役割を担うものなので覚えておきましょう。このキーフレームを打って、下図のような動きを付けたアニメーションを作ってみましょう。

キーフレームを打つ

猫のレイヤーの「位置」を変更させて右から左へ動かしていきたいと思います。まず、レイヤーをドラッグして動かし始めたい位置に持っていきます。そこで「位置」のタブ左側のストップウォッチをクリックします。そうするとキーフレームを打てるようになるので、1秒で左に動かし時間インジケーターを1秒に合わせます。レイヤーをドラッグしたまま動かしたい場所まで移動させると、タイムラインにキーフレームが打たれます。さらに1秒後にインジケーターを進ませて、最初の位置のキーフレームをコピー&ペーストすると戻るような動きになります。これをまたコピーして貼り付けを繰り返すと、リピートするアニメーションが完成です。

イージーイーズ

キーフレームを打って動かすことができても、なんだかカクカクしてぎこちない…と思うかもしれません。そんな時、このキーフレームに「イージーイーズ」という機能を使って動きに緩急をつけたり、スムーズに動かしたり できるので、こちらも併せて覚えておきましょう。

イージーイーズ種類

イージーイーズはかけたいキーフレームを選択して、「Fn + F9」のショートカットキーでかけることができます。他にもイージーイーズインイージーイーズアウトがあり、どれも同じ間隔でもスピード感が変わってきます。

覚えておくと便利な機能

レイヤーのトランスフォームでキーフレームを打ってイージーイーズをかけることでアニメーションをつけることができたかと思います。ここからもう少しクオリティを上げるために、簡単で覚えておくと便利な機能を紹介します。

レイヤースタイル

レイヤースタイルは、レイヤーに影をつけたり、境界線で囲ったり、色をつけたりと目立たせるような効果を簡単につけてくれる便利な機能です!その中でよく使用するものを簡単に説明します。

  • ドロップシャドウ

    レイヤーに影をつけてくれるのでちょっとした3D感が出ます。

  • ベベルとエンボス

    レイヤーに3D感を出し、凹凸感を出すことができます。

  • カラーオーバーレイ&グラデーションオーバーレイ

    レイヤー全体が塗りつぶしされます。レイヤースタイルのタブから色と描画モードを変更すると、元素材の色から変えることができます。

  • 境界線

    レイヤーの周囲を線で囲ってくれるので、他のレイヤーより強調させることができます。

それぞれの効果を合わせて調整することで、様々なバリエーションを作ることができます。ぜひ試してみてください。

モーションブラー

モーションブラーはトランスフォームなどで動きをつけているレイヤーに、ボタン1つで残像のような効果をつけてくれるのでアニメーションにスピード感を出したい時に使えます。

モーションブラーON/OFF

モーションブラーOFF

モーションブラーON

応用

After Effectsではこの記事で紹介したことを応用して組み合わせたり、背景や素材を変えたりすると、もっと面白い動画を作ることができます。さらに、この記事で紹介した機能もショートカットキーを使うことで、簡単に動画制作ができること間違いなしです。

組み合わせ

よく使うショートカットキー

space現在の時間インジケーターの場所からプレビュー再生されます。
Aアンカーポイント
P位置
Sスケール
R回転
T不透明度
Option+A or P or S or R or T各ツールのキーフレームを打ちます。
Command⌘ + D選択したレイヤーの複製を行います。
Command⌘ + ←or→
Command⌘ + shift + ←or→
時間インジケーターを1フレーム移動させます。
shift押しながらだと10フレーム移動。
Command⌘ + ↑or↓選択したレイヤーを移動します。
Fn + F9選択したキーフレームにイージーイーズをかけることができます。
Fn + shift + F9選択したキーフレームにイージーイーズインがかけられます。
Fn + Command⌘ + F9選択したキーフレームにイージーイーズアウトがかけられます。
Command⌘ + Option + S現在のコンポジションをレンダーキューに追加します。
Command⌘ + Option + M現在のコンポジションをAdobe Media Encoderキューに追加します。

保存して書き出し

動画が完成したらファイルタブの書き出しから「レンダーキューに追加」をクリックしてレンダーキューに追加し、保存場所を確認してからレンダリングを開始します。書き出したそのままの状態ではMacOSかWindowsOSでは再生されない場合があるので、どちらにも共通したMP4形式に書き出しをする必要があります。AdobeのMedia Encoderというアプリケーションに追加して書き出しを行えばMP4形式に変換することが可能です。

まとめ

AdobeのAfter Effectsでイラストや画像を分割し、それぞれに細かくキーフレームを打つことによってよりスムーズな動きのアニメーションを制作することができます。After Effectsでは細かい編集ができますが、長尺の動画制作には向いていないため 、長尺の動画制作を行いたい場合は、Adobeの他アプリケーションであるPremiere Proを使用することをおすすめします。
今回、この記事で紹介した機能よりもっと動画編集技術を身につけると、人それぞれ表現のよさを出すいい手段だと思うので 、皆さんもこれを機にAfter Effectsで動画編集をしてみてはいかがでしょうか。

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