今回こちらの記事では、直帰率について詳しくお伝えします。
Webサイトを運営している方なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、その正しい意味や数値の目安、さらにはその改善方法まできちんと把握しているという方はそういない印象です。

気になる直帰率の厳密な定義や算出方法、直帰率の改善方法などをまとめましたので、是非この機会にしっかりと理解してみてはいかがでしょうか。

【直帰率とは】

直帰率とは、ユーザーがサイトを訪れたすべてのセッションのうち、1ページしか閲覧せずにそのサイトを離脱した「直帰」の割合のことです。
この意味合いだけを聞くと、直帰率の割合が高いと問題があるように感じますが、必ずしも直帰率の高さが全てのサイトにおいて問題になるわけではありません。

例えば、1ページのみのサイトやブログ、その他1ページのみのセッションを想定しているコンテンツに関しては、直帰率の高さはほとんど問題ないでしょう。

一方、ユーザーが複数のページを閲覧することが必要なサイトでは、直帰率の高さは問題になります。トップページに他のページ(記事や商品ページ、購入手続きなど)の入り口を設けているにも関わらず、多くのユーザーがトップページのみの閲覧で離脱している状況、つまり直帰率が高いとなると、これはあまり望ましいことではありません。

また、直帰率が高いページを判断するうえで、ページの滞在時間も参考になるでしょう。
実はユーザーが直帰してしまうと、その滞在時間をGoogleアナリティクスで計測することはできません(閲覧したページと、その次に訪れたページの差分で計測するため)が、判断基準のひとつになることは間違いありません。

滞在時間が長ければ、直帰率が高くてもしっかり内容を読んでもらっているサイトであると判断できるでしょう。
しかし反対に滞在時間が短く、なおかつ直帰率も高ければ改善の余地があると考えられます。

【算出方法】

離脱率の算出方法は、【サイトの直帰数÷サイト全体の訪問(セッション)数×100】となります。

ちなみに、業界ごとの直帰率の平均は以下の通りです。

  • 金融サービス 53%
  • 病院・ヘルスケア 54.96%
  • 医療機器・医薬品 55.33%
  • 不動産 57.47%
  • コンピューターソフトウェア 60.76%
  • ヘルス・フィットネス関連 63%
  • ITおよび関連サービス 64.21%
  • 経営コンサルティング 67.49%

(出典:BRAFTON 2017 CONTENT MARKETING BENCHMARK REPORT:https://www.brafton.com/blog/strategy/brafton-2017-content-marketing-benchmark-report/)

【改善方法】

サイトの直帰率が上記に挙げた平均値よりも高い場合など、サイトの改善が必要な場合どのような対策をとればよいでしょうか。
こちらでは、具体的な対策事例を紹介します。

1.ユーザーの属性を理解する

サイトを訪れるユーザーの年齢や性別はもちろん、どういった目的でこのサイトを訪れ、どの情報を求めているのか、といったことをチェックして直帰率の改善を図ります。
Googleアナリティクスで、これらの情報は確認することができます。

「ユーザーの基本属性」 Googleアナリティクスのレポート画面→[ユーザー]→[ユーザーの分布]→[サマリー]レポートを開くと、推測ベースのデータがあります。

「チャネルグループごとの直帰率の確認」 左側のメニュー→[集客]→[すべてのトラフィック]→[チャネル]→[行動]の項目の中に、直帰率のデータがあります。

「参照元とメディアのペアごとの直帰率の確認」 左側のメニュー→[集客]→[すべてのトラフィック]→[参照元/メディア]→[行動]の項目の中に、直帰率のデータがあります。

ユーザーがどんな情報を求めているかについては、Googleサーチコンソールなどで検索キーワードを検索すると、ある程度の推測は可能です。
サイトを訪れたユーザーが探していた目的の内容と、サイトの内容が合致しているかどうかを確認します。
もしサイトの内容と関連性のないキーワードが多く含まれているようなら、キーワードの見直しが必要です。

2.ビジュアルのチェック

サイトを訪れたユーザーは、わずか2.6秒の間にそのサイトの第一印象を判断するといわれています。
直帰率が高い場合や滞在時間が短い場合、ユーザーの第一印象で魅力的なコンテンツであると判断してもらうことがそれらの改善に大きく影響するといえます。
ユーザーの目線から、内容が伝わりやすく印象の良いビジュアルであるかどうかをきちんとチェックすることが大切です。

  • デザインがサイトの雰囲気と合っているか
  • そのサイトに適切な写真や画像を使用しているか
  • 写真や画像の画質、配置は適切か
  • 全体の統一感はあるか

etc.

3.コンテンツあたりの量

内容が長くなる場合は、項目を分けるなどして、ユーザーが読み切りやすくなるよう工夫をしましょう。また、写真や画像、動画など、文字以外の情報を入れることで、ユーザーを飽きさせない配慮も必要になります。
内容に関しては、業種などによって大きく異なるため、同じ業界や同業他社のサイトを参考にするのも良いでしょう。

4.ユーザビリティの改善

サイトを閲覧してもらううえで、ユーザーにとって使い勝手の悪い(見ずらい、分かりずらい)サイトになっていると、直帰率のみならずサイト全体の印象はあまり良くないものになるでしょう。
以下のような点に注意して、コンテンツの質をアップさせましょう。

  • 目次などで情報をカテゴリー化しているか
  • モバイル対応はしているか
  • 重すぎる(読み込みに時間のかかる)サイトになっていないか
  • 動画が自動再生になっていないか
  • 検索ボックスはわかりやすいか

etc.

5.ユーザーが迷わずアクションを起こせるデザイン

サイトを訪れたユーザーが、その目的を達成するためのアクションをきちんと明確にしているサイトにすることが大切です。
トップページを見たときに、これが何のバナーなのか、何のボタンなのかをしっかりと伝わるデザインにすることで、ユーザーがサイト内で迷ってしまうことを防げます。結果として、サイトの直帰率にも良い影響を与えるでしょう。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。今回は、WEBを運営している多くの方が気になる直帰率について説明してきました。

必ずしも直帰率とユーザーの満足度は比例しているとは言えませんが、質の良いサイトを制作するうえでしっかりとその意味を理解しておくことは大切です。

次回は11/30に「Webマーケティング基礎編 ~滞在時間を伸ばそう~」というテーマで記事を出しますので、ぜひご覧ください 。