ネガティブ表現はNG!ポジティブなライティングのコツ

サイトをより良くしていくためのコンテンツは、ポジティブ表現で構成するのが基本です。その方が読む人にとって良い印象の情報として伝わりますし、伝えたいことをストレートに表現できるので説得力も増します。
ネガティブ表現は、注意点やリスクを訴求するために有効な場合もありますが、回りくどくなったり、恐怖心を煽ってしまうだけになるおそれがあるので多用はNGです。

ポジティブ表現で文章を作成するためには、マイナスなイメージを与える言葉の使用を避けるだけでなく、表現方法でも工夫が必要です。

ネガティブ表現を排除してポジティブな文章を作るポイント

同じ結果を述べていても、採用するワードや視点によって、表現をネガティブにもポジティブにも変えることができます。ということは、ネガティブな要素を含む内容でも、表現次第でポジティブな面としてアピールできるのです。
ポイントは、次の4つです。

文末の否定表現を肯定表現に変換する

文末(結論)は、否定の表現ではなく肯定の表現でまとめましょう。結論が否定表現になっていると、その文章はネガティブな印象になってしまいますが、結論を肯定表現にすることで印象を反転することが可能です。

<例>
17時以降のお問い合わせにつきましては、当日中の回答は行っておりません。

<ポジティブ表現への変換例>
17時以降のお問い合わせにつきましては、翌営業日に回答いたします。

注意喚起はお願いの形に変換する

時に必要な注意喚起も、それを結論にしてしまうと、恐怖心を煽るような文章になってしまい読み手にネガティブな情報として受け取られてしまうおそれがあります。「これをしないとこうなってしまう」という脅しのような表現は、「これをすることでこのようにできる」と「お願い」の形で表現してみましょう。

<例>
脱毛を受けた後に保湿をしっかり行わないと、肌が乾燥してかゆみなどのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。

<ポジティブ表現への変換例>
脱毛を受けた後に保湿を心がけることで、肌の乾燥やかゆみなどのトラブルを防ぐことができます

「~しか」など限定を表す副助詞は肯定に変換する

「~しか」「~だけ」など、限定を表す副助詞は、使い方によってネガティブな印象を与えがちです。同じ事実を述べる場合でも、なるべくポジティブな情報として伝えられるように副助詞を変えるか、取り除くなどしましょう。この場合、必然的に文末表現も変わりますのでご注意ください。

<例>
人気商品で入手困難となっているため、あと10台しか残っておりません。

<ポジティブ表現への変換例>
人気のため入手困難となっている商品ですが、あと10台残っております。

マイナス面から述べてプラス面で打ち消す

マイナス面とプラス面が並列している文章は、初めにマイナス面から述べて文末でプラス面を述べることで、マイナス面が打ち消されてポジティブな内容として伝わります。

<例>
運動は健康を維持するために大切ですが継続することは大変です。

<ポジティブ表現への変換例>
運動を継続することは大変ですがそれによって健康を維持できます。

「ネガティブ文章」と「ポジティブ文章」の事例

上記でご紹介したコツを踏まえて作成した文章例をご紹介します。

▼事例A▼

【ネガティブ例】

ケータイを充電する際は、過充電に注意が必要です。バッテリーは、過充電によって劣化が早まる可能性があります。就寝前に充電をしてしまうと、寝ている間に過充電してしまうかもしれませんので、なるべく就寝前の充電は避けた方がいいでしょう。

【ポジティブ例】

ケータイを充電する際は、過充電にならないようタイミングを図ることが大切です。バッテリーに対して過充電の負荷をかけないことで、ケータイを長く大切に使用できます。夜に充電するのであれば、過充電を避けるためにも就寝前のタイミングで完了させるのが理想的です。


ネガティブ例は「過充電でバッテリーが劣化してしまう」「寝ている間に充電すると過充電になる可能性がある」、という点を伝えています。どちらも恐怖心を煽るような表現になっているのでネガティブな印象を与えるおそれがあります。

それに対してポジティブ例は、「過充電を防ぐことで、ケータイが長く使える」「過充電を防ぐためには寝る前に充電を終わらせるのが理想」という点を伝える文章です。ただの注意喚起をお願いの形にすることで恐怖心を煽るような表現を無くし、ポジティブな文章に変換しています。

▼事例B▼

【ネガティブ例】

認知症の親御様をご自宅で介護している方もいらっしゃると思います。自分を育ててくれた親に対して恩返しの気持ちで介護しているかもしれませんが、介護は体力的にも精神的にも負担が大きく簡単ではありません。自宅介護が原因で、家族仲が悪くなってしまうこともありますので、自宅で介護することが難しいと感じたらグループホームを利用してはいかがでしょうか。

【ポジティブ例】

育ててくれた恩返しとして、認知症の親御様を自宅で介護しているという方もいらっしゃると思います。介護は体力的・精神的に“負担”を感じることもありますが、専門家のサポートで負担を減らすことが可能です。専門施設の利用をご検討中でしたら、グループホームはいかがでしょうか。ご本人様・ご家族の皆様が仲良く笑顔でいられますよう、専門スタッフがサポートさせていただきます。


ネガティブ例は「介護は負担が大きく簡単ではない」「自宅での介護が難しいならグループホームへ」という内容になっています。文末が否定表現になっている、自宅介護のマイナス面をばかり述べていて恐怖心を煽るような文章になっているなど、ネガティブな印象になる要素を含んでいます。

それに対してポジティブ例は「介護は専門家のサポートで負担軽減できる」「本人・家族が笑顔でいられるようグループホームのスタッフがサポートする」という内容です。文末の否定表現を無くし、さらに注意喚起を減らすことでポジティブな文章に変換しています。

▼事例C▼

【ネガティブ例】

どれだけ顔や体のラインが綺麗でも、姿勢が悪いとそれだけで美しさが損なわれてしまいます。姿勢が悪いということは、血行も悪くなっています。また猫背の方は、年を取れば取るほどバストダウンしていくことになります。

【ポジティブ例】

良い姿勢を保つことは大変ですが、座っているとき・立っているときの姿勢の良さが、女性をさらに美しく見せます。理想的な姿勢を保つことで、正常な血行につながります。また、年齢を重ねると気になるバストラインも、猫背を矯正することで美しい状態をキープできます。


ネガティブ例は「顔や体のラインが綺麗でも、姿勢が悪いと美しさが損なわれる。血行が悪くなる。」「猫背だとバストダウンする。」という点を伝えています。プラス面を先に書いてマイナス面を文末においているため、ネガティブな印象になっています。

それに対してポジティブ例は、「良い姿勢を保つのは大変だが、姿勢が良いと女性を美しく見せる。正常な血行のためになる。」「猫背の矯正でバストラインをキープできる。」という点を伝えています。マイナス面を先に書いて、プラス面で打ち消すことで、ポジティブな文章に変換しています。

いかがでしたか?事例A・B・Cいずれも、前文よりも後文の方が魅力的な情報として受け取れたと思います。
相手に気持ち良く読んでいただくため・有益となる情報を発信するために、ポジティブな表現を意識してみましょう。

ポジティブ変換を普段からトレーニング

「ネガティブ表現をポジティブに言い換えるなんて簡単だ」と思いますか?

文章を書くときだけポジティブシンキングに切り替えようとしても、意外と苦戦してしまいます。ポジティブ表現を使いこなすには、普段からポジティブな考え方・捉え方・視点を持つことが効果的です。まずは身近な単語からポジティブ変換を練習していけば、次第に文章でも対応できるようになります。それでは、身近な例として、人の短所を長所に変換してみます。

  • せっかち → 行動力がある・判断が早い・フットワークが軽い
  • 飽きっぽい → 好奇心が旺盛・気持ちの切り替えが早い・流行に敏感
  • 消極的 → 慎重・用心深い・繊細・純粋・優しい
  • しつこい → 情熱的・決して諦めない・粘り強い・徹底している
  • 短気 → 正義感が強い・一生懸命・感受性が豊か
  • 反抗的 → 自立心がある・主張がはっきりしている・自分の考えを持っている
  • 強引 → リーダーシップがある・信念がある・エネルギッシュ

まとめ

適切に使えば訴求力を高められるネガティブ表現も、使い方を誤ってしまうと読み手の印象を悪くしてしまうおそれがあります。ネネガティブ表現を無くすことは簡単ではありませんが、普段使う言葉から意識してポジティブ変換を行うことで、ポジティブ表現のバリエーションが果てしなく広がっていきます。

「ポジティブで有益な情報」を、どんどん発信していきましょう。

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